『ラズーン』第一部 12.盲目の導師(4)(個人サイトでアップ)
「でも、そんな」
「クッ、ガッ」
ふいにクフィラが威嚇するように鋭い声を出して、ユーノはびくりとした。冠毛を軽く逆立てている。忙しく見開いて瞬きする瞳は冗談じゃない、と怒っているようだ。
「サマルカンドも心配だそうだ」
アシャがゆっくりと目を細めて笑った。
「俺と同じように」
「アシャと…?」
「お前が倒れたまま目を覚まさないと聞かされた時の俺の気持ちを」
細めた目の色が変わる。
「ちょっとは考えてくれ」
「あ…」
それは聞きようによっては甘いことば、思わず勝手に頭が優しい空想を広げようとしたとたん、
「聞きたいことがある」
イルファが不穏な調子で唸った。胡座を組んだまま、がっちりと腕を組み、アシャとユーノを等分に見比べる。
「クッ、ガッ」
ふいにクフィラが威嚇するように鋭い声を出して、ユーノはびくりとした。冠毛を軽く逆立てている。忙しく見開いて瞬きする瞳は冗談じゃない、と怒っているようだ。
「サマルカンドも心配だそうだ」
アシャがゆっくりと目を細めて笑った。
「俺と同じように」
「アシャと…?」
「お前が倒れたまま目を覚まさないと聞かされた時の俺の気持ちを」
細めた目の色が変わる。
「ちょっとは考えてくれ」
「あ…」
それは聞きようによっては甘いことば、思わず勝手に頭が優しい空想を広げようとしたとたん、
「聞きたいことがある」
イルファが不穏な調子で唸った。胡座を組んだまま、がっちりと腕を組み、アシャとユーノを等分に見比べる。
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登録日 2017.03.11 16:41
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