『ラズーン』第一部 13.夢見る草猫達(4)(個人サイトでアップ)
風が草原を撫でていった。ユーノにまとわりつき、想いを引き出そうとするかのように、そこにたゆとう。
(………)
ユーノは淡く苦く笑みを浮かべて応えなかった。
一言で応えられる想いではない。一言で応えられるほど、こなれてはいない。
それこそ未来永劫、抱えしのいでいかなくてはならない想いだろう。
ただそれを深く自覚した。
草が、まとわりつくレスファートのようにユーノの脚に絡み付いてくる。
『………げぬか?』
ユーノの沈黙に、声はふいに問いかけてきた。
(………)
ユーノは淡く苦く笑みを浮かべて応えなかった。
一言で応えられる想いではない。一言で応えられるほど、こなれてはいない。
それこそ未来永劫、抱えしのいでいかなくてはならない想いだろう。
ただそれを深く自覚した。
草が、まとわりつくレスファートのようにユーノの脚に絡み付いてくる。
『………げぬか?』
ユーノの沈黙に、声はふいに問いかけてきた。
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登録日 2017.04.01 00:01
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