『ラズーン』第一部 14.ダノマの赤い華(2)アップ。
「あの」
君はひょっとしてここの。言いかけたユーノのことばを遮るように手を振って、娘はくるりと薄紫のドレスの裾を翻した。急ぎ足に玄関に向かい、はっとしたように肩越しに笑みを零す。
「あの、ジェブの葉、お好きなだけどうぞ!」
それだけ言うと、ますます赤くなって家の中へ駆け込むように入っていく。
「ユーノ、あれ」
「うん、アオクの妹って……あ」
今家の中には、アシャとイルファが。
「まずいな、今」
「きゃああああっっ!」
何よあんた達、ここを近衛隊長アオク・デシュランの家と知ってるのっ!
悲鳴に続いてあがった罵倒とがしゃんっ、と何かが投げつけられたような音に、ユーノは思わず首を竦めた。
君はひょっとしてここの。言いかけたユーノのことばを遮るように手を振って、娘はくるりと薄紫のドレスの裾を翻した。急ぎ足に玄関に向かい、はっとしたように肩越しに笑みを零す。
「あの、ジェブの葉、お好きなだけどうぞ!」
それだけ言うと、ますます赤くなって家の中へ駆け込むように入っていく。
「ユーノ、あれ」
「うん、アオクの妹って……あ」
今家の中には、アシャとイルファが。
「まずいな、今」
「きゃああああっっ!」
何よあんた達、ここを近衛隊長アオク・デシュランの家と知ってるのっ!
悲鳴に続いてあがった罵倒とがしゃんっ、と何かが投げつけられたような音に、ユーノは思わず首を竦めた。
コメント 0件
登録日 2017.04.15 08:23
0
件