『ラズーン』第一部 14.ダノマの赤い華(11)(個人サイトでアップ)
「…まさか」
「今までは本能的に避けられたのかも知れんが、その傷も、癖の隙をつかれてのものじゃねえかな」
お前ほど剣の才があって、しかもそんな幼い時から剣に親しんで、なおそこまで怪我をしっぱなしというのは、たぶんそうだろう。
茫然とするユーノにイルファが考え込んだ口調で呟く。
「気付かな、かったよ…」
「だろうな」
そんな事をしていたなんて。
しかもそれに気付かなかったなんて。
ゼランが、そう教えた、のか? いつの間にか、見えないところで、そう訓練していたのか、ユーノが自分で傷つくように? 自分から危険なところに我が身を晒すように?
ぞくりとした。
それだけなんだろうか、ゼランが植え付けた癖は。まだ他にもあって、それがたまたま見つかっていないだけなんじゃないのか。
「今までは本能的に避けられたのかも知れんが、その傷も、癖の隙をつかれてのものじゃねえかな」
お前ほど剣の才があって、しかもそんな幼い時から剣に親しんで、なおそこまで怪我をしっぱなしというのは、たぶんそうだろう。
茫然とするユーノにイルファが考え込んだ口調で呟く。
「気付かな、かったよ…」
「だろうな」
そんな事をしていたなんて。
しかもそれに気付かなかったなんて。
ゼランが、そう教えた、のか? いつの間にか、見えないところで、そう訓練していたのか、ユーノが自分で傷つくように? 自分から危険なところに我が身を晒すように?
ぞくりとした。
それだけなんだろうか、ゼランが植え付けた癖は。まだ他にもあって、それがたまたま見つかっていないだけなんじゃないのか。
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登録日 2017.04.20 19:59
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