『十分間』9(最終話)アップ。
八時が来て日勤がそろい、朝の挨拶が交わされた後、申し送りが始まった。片野が管理日誌を読み上げ、昨夜の患者の変化について報告する。
それを隣に座って聞きながら、晶子はどこかぼんやりとしていた。
確かに忙しい勤務だった。ほとんど座る時間も取れなくて、納得できる看護なんてできなかった。それでも、水野のことや大路のケアの手伝い、急変した広谷の対処、『緊急入院』患者の対応と、やれるかぎりのことはしたはずだ。
だが、弓子を放っていた。
苦しんでいる、と伝えられていたのに、弓子の一番助けがほしい時間には側にはいられなかった。
人手不足を理由にはできる。でも何か、もっとうまくやれる方法があったのではないか。
晶子は今、そう思っている。
それを隣に座って聞きながら、晶子はどこかぼんやりとしていた。
確かに忙しい勤務だった。ほとんど座る時間も取れなくて、納得できる看護なんてできなかった。それでも、水野のことや大路のケアの手伝い、急変した広谷の対処、『緊急入院』患者の対応と、やれるかぎりのことはしたはずだ。
だが、弓子を放っていた。
苦しんでいる、と伝えられていたのに、弓子の一番助けがほしい時間には側にはいられなかった。
人手不足を理由にはできる。でも何か、もっとうまくやれる方法があったのではないか。
晶子は今、そう思っている。
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登録日 2017.04.30 09:11
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