『ラズーン』第一部 15.クノーラスの異変(11)(個人サイトでアップ)
無慈悲に振り下ろされる剣を受け止めるユーノ、アシャなら、次はクノーラスより少し離れて相手の胴を狙うだろう。足場には余力があり、ドヌーもまだ追いついてこない、今ならクノーラスを失神させる程度に叩き伏せられるはず、なのにユーノはその瞬間、普段の彼女からは考えられないような虚ろさで身を引き、そのうえ相手がうちかかってくるまで剣先を下げたままで身を晒して待っている。
確かにそれはほんの一瞬の隙、すぐに反撃に移ろうと身構えるのだが、アシャ同様相手を屠ると決めれば怯まない『運命(リマイン)』が、そんな隙を見逃すはずもない。クノーラスも一気にその隙につけ込んで迫っていき、ユーノは微かに戸惑った顔で攻防に入る。
きっと、なぜ数瞬で間合いを詰められたのかわからなかったのだろう。クノーラスの技量が優れていると考えているのかもしれない。
(何て罠を)
アシャは歯を食いしばった。
確かにそれはほんの一瞬の隙、すぐに反撃に移ろうと身構えるのだが、アシャ同様相手を屠ると決めれば怯まない『運命(リマイン)』が、そんな隙を見逃すはずもない。クノーラスも一気にその隙につけ込んで迫っていき、ユーノは微かに戸惑った顔で攻防に入る。
きっと、なぜ数瞬で間合いを詰められたのかわからなかったのだろう。クノーラスの技量が優れていると考えているのかもしれない。
(何て罠を)
アシャは歯を食いしばった。
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登録日 2017.05.03 23:14
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