segakiyui

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『ラズーン』『そして別れの時』連載中。メルマガ『これはハッピーエンドにしかならない王道ラブストーリー3』』『闇を闇から』『ドラゴン・イン・ナ・シティ』展開。

『密約』2アップ。

 早起きしたから電車もいつもより混んでいなくて、俺はほっとした。
 窓から入って来る風が甘くまとわりつく。駅の周囲に植えられた花々の、舞うように動く花びらが、俺を花芯へ誘い込むように見える。
 『恋愛濃度』のときは、ささいなことでも気持ちの揺れがひどくなる。特に、『近江潤』は男性体だから、女性体との『接触』は気をつけるに越したことはない。もし、万が一、後々後悔するような相手と『接触』したら最後、それは俺の運命をとんでもない方向にねじ曲げてしまう。
 『恋愛濃度』というのは、故郷では『成人』の徴にあたる。自分の唯一の相手、『密約』の相手を選び、一生涯を共にするという大仕事にかかるときだ。
 簡単にいえば、繁殖期、次世代を生み出す時期ともいえる。
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登録日 2017.05.05 09:18

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