『ラズーン』第一部 16.鳥たちの森(2)(個人サイトでアップ)
(家屋の中より外の方が寛げるなんて、おかしいな)
眼を閉じると、光が瞼を赤く透かせる。まばゆさに顔を横向ける。延ばした手が剣の柄にあたって、かすかな金属音を響かせる。
その音に、ユーノはよりほっとした。全身を大地に委ねてしまうと、土の温かさが背中からしみこんでくる。そそけだっていたユーノの心を、柔らかく和ませる温かさだった。
「アシャ」
「ん?」
土と空気を半分ずつ伝わって、イルファの声が聞こえてきた。
「ラズーンまで、後どのくらいある?」
「………」
ユーノは薄く眼を開けた。瞬時に体中の神経が緊張する。
「そうだな……」
アシャの声が考え込んでいる。
「ほぼ半分来た、ぐらいじゃないのかな……伝えによるとな」
眼を閉じると、光が瞼を赤く透かせる。まばゆさに顔を横向ける。延ばした手が剣の柄にあたって、かすかな金属音を響かせる。
その音に、ユーノはよりほっとした。全身を大地に委ねてしまうと、土の温かさが背中からしみこんでくる。そそけだっていたユーノの心を、柔らかく和ませる温かさだった。
「アシャ」
「ん?」
土と空気を半分ずつ伝わって、イルファの声が聞こえてきた。
「ラズーンまで、後どのくらいある?」
「………」
ユーノは薄く眼を開けた。瞬時に体中の神経が緊張する。
「そうだな……」
アシャの声が考え込んでいる。
「ほぼ半分来た、ぐらいじゃないのかな……伝えによるとな」
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登録日 2017.05.10 14:34
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