『ラズーン』第一部 16.鳥たちの森(1)
「愚かで綺麗な子は私達の慰みものになるのよ」
「く」
思わず殴りつけたくなったが、視界の端に他のとは違ってどす黒いツタの巻きついた鳥籠を見つけて思い留まる。
その中にも誰か居た。
もっとも男女ももうわからない、ただの白い骨と崩れた衣装しか残っていなかったが。
しがみつくように鳥籠を掴んだ白骨の指に、レスファートの小さな指を重ねて血の気が引く。
おそらくはしゃべり鳥(ライノ)の犠牲者なのだろう。
(無事で居てくれ)
冷たい汗を振り払いながら、舞うようなライノに従っていくと、
「ユーノ!」
小さな叫びが響いた。
「く」
思わず殴りつけたくなったが、視界の端に他のとは違ってどす黒いツタの巻きついた鳥籠を見つけて思い留まる。
その中にも誰か居た。
もっとも男女ももうわからない、ただの白い骨と崩れた衣装しか残っていなかったが。
しがみつくように鳥籠を掴んだ白骨の指に、レスファートの小さな指を重ねて血の気が引く。
おそらくはしゃべり鳥(ライノ)の犠牲者なのだろう。
(無事で居てくれ)
冷たい汗を振り払いながら、舞うようなライノに従っていくと、
「ユーノ!」
小さな叫びが響いた。
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登録日 2017.05.13 22:48
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