『密約』13アップ。
昼時の食堂はいやというほど混み合っていた。
温かな濃いみそ汁の匂い、炊き上がったご飯や幾種類ものおかずの香りは、人間にとっては幸福の象徴かもしれない。
けれど、たこ焼き一つが食べられなくなっている俺には、それらが荒れ狂う嵐のような感覚の刺激となって襲いかかってきた。
めまいと吐き気をこらえて、宮内を探しにかかる。
ここへ来る前に寄った学生課で顔写真は覚えてきていた。『密約』後の鋭い感覚をうまく使えば、人間達のあふれる大学内からでも見つけることができるはずだ。
だが、それは同時に、ただでさえ消耗している体に、絶えまなく負担をかけること、残ったわずかなエネルギーを激しい勢いで消耗していくことに他ならなかった。
温かな濃いみそ汁の匂い、炊き上がったご飯や幾種類ものおかずの香りは、人間にとっては幸福の象徴かもしれない。
けれど、たこ焼き一つが食べられなくなっている俺には、それらが荒れ狂う嵐のような感覚の刺激となって襲いかかってきた。
めまいと吐き気をこらえて、宮内を探しにかかる。
ここへ来る前に寄った学生課で顔写真は覚えてきていた。『密約』後の鋭い感覚をうまく使えば、人間達のあふれる大学内からでも見つけることができるはずだ。
だが、それは同時に、ただでさえ消耗している体に、絶えまなく負担をかけること、残ったわずかなエネルギーを激しい勢いで消耗していくことに他ならなかった。
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登録日 2017.05.16 09:59
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