『アンカー』2アップ。
「では、どうぞ」
玄関に近い小部屋で、広子と向かい合った松井が促した。
「そうね。ええ、まあ、夢を見るのよ」
小部屋に人が隠れる余地はなく、何も怪しげなものが置いていないことに少しほっとして、松井は口を開いた。五百円払っている、自分は客なのだ、そんな気持ちもあったせいだろう。
「夢」
松井はうなずいて、運んできた湯気のたつ湯飲み茶わんを持ち上げた。近所の主婦が遊びにきた、そんな気安さを感じさせる仕草だ。
「川かな。プールかな。よくわからないわ」
広子はことばを切った。
玄関に近い小部屋で、広子と向かい合った松井が促した。
「そうね。ええ、まあ、夢を見るのよ」
小部屋に人が隠れる余地はなく、何も怪しげなものが置いていないことに少しほっとして、松井は口を開いた。五百円払っている、自分は客なのだ、そんな気持ちもあったせいだろう。
「夢」
松井はうなずいて、運んできた湯気のたつ湯飲み茶わんを持ち上げた。近所の主婦が遊びにきた、そんな気安さを感じさせる仕草だ。
「川かな。プールかな。よくわからないわ」
広子はことばを切った。
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登録日 2017.05.17 08:21
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