『アンカー』3アップ。
そして、また夜がやってくる。
布団を一組だけ敷いて、広子はぼんやり立ち竦んだ。
夫は三日続きの出張に出ている。連絡先もきちんとカレンダーに書かれている。そのホテルに夫が居ることはわかっている。
そう、夫は確かにそこに居るはずだ。
広子は受話器を手に取った。カレンダーを見ながら番号を押し、つながるのを待つ。交換を通して、夫の声が出るまでのしばらくの時間。
もしもし、と夫はつぶやいた。遠く微かな声。何の用だい?
布団を一組だけ敷いて、広子はぼんやり立ち竦んだ。
夫は三日続きの出張に出ている。連絡先もきちんとカレンダーに書かれている。そのホテルに夫が居ることはわかっている。
そう、夫は確かにそこに居るはずだ。
広子は受話器を手に取った。カレンダーを見ながら番号を押し、つながるのを待つ。交換を通して、夫の声が出るまでのしばらくの時間。
もしもし、と夫はつぶやいた。遠く微かな声。何の用だい?
コメント 0件
登録日 2017.05.18 08:39
0
件