『アンカー』4アップ。
次の日は朝から調子が悪かった。いつもなら服を整え化粧をしていくうちにおさまってくれるはずのめまいが、今日はどんどんひどくなる。
自分を中心に世界が激しい勢いで回っている。たんすや鏡や壁紙などが入り混じるように乱れて立っていられず、広子はふらつき座り込んだ。
ストレスからだろうか。それとも貧血か何かだろうか。体の中に真っ黒な病巣があって、知らないうちに全身に広がっていたのだろうか。広子はここで死ぬのだろうか。たった一人、誰に見取られることもなく。
初めて彼女を見つけるのは夫だろうか、子どもだろうか。
なぜか、どちらでもない気がした。
自分を中心に世界が激しい勢いで回っている。たんすや鏡や壁紙などが入り混じるように乱れて立っていられず、広子はふらつき座り込んだ。
ストレスからだろうか。それとも貧血か何かだろうか。体の中に真っ黒な病巣があって、知らないうちに全身に広がっていたのだろうか。広子はここで死ぬのだろうか。たった一人、誰に見取られることもなく。
初めて彼女を見つけるのは夫だろうか、子どもだろうか。
なぜか、どちらでもない気がした。
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登録日 2017.05.19 09:15
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