『ラズーン』第一部 17.しゃべり鳥(ライノ)(1)
相手は笑みを深めた。
「あの子は右の木立の奥よ。一番大きな木の中程、汚い鳥籠に入っている、でもねえそんなことより」
アシャの手にしがみつこうとした指から、するりとアシャは手を抜いた。
「ありがとう」
「あん…」
名残惜しげに唇を尖らせる美女に目を細め、アシャは片手を上げて少し揺らせる。念じるほどでもなく、指先から一瞬、金のオーラがきらめいて流れ、固く閉まっていた扉がいきなり緩んでぽかりと口を開けた。
「さあ、開いた」
アシャは微笑んだ。
「約束を守ったぞ」
「あの子は右の木立の奥よ。一番大きな木の中程、汚い鳥籠に入っている、でもねえそんなことより」
アシャの手にしがみつこうとした指から、するりとアシャは手を抜いた。
「ありがとう」
「あん…」
名残惜しげに唇を尖らせる美女に目を細め、アシャは片手を上げて少し揺らせる。念じるほどでもなく、指先から一瞬、金のオーラがきらめいて流れ、固く閉まっていた扉がいきなり緩んでぽかりと口を開けた。
「さあ、開いた」
アシャは微笑んだ。
「約束を守ったぞ」
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登録日 2017.05.22 08:27
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