『密約』22アップ。
ふる、と微かな寒さに震えて、我に返った。
「ヴラン! ヴラン!」
埃の筋が隙間から入った陽射しに光っている。
小さな声が切羽詰まった響きを宿して繰り返し俺の名前を呼んでいる。
夢でしか呼ばれない名前を。
失ってしまった故郷の名前を。
なのに、その名前は悪夢を呼び起こさなかった。
その名前が呼び起こしたのは、秋野さんがいる世界の美しさ、秋野さんが生きていてくれるこの世界に、俺が居られる場所すべての光景だった。
「ヴラン! ヴラン!」
埃の筋が隙間から入った陽射しに光っている。
小さな声が切羽詰まった響きを宿して繰り返し俺の名前を呼んでいる。
夢でしか呼ばれない名前を。
失ってしまった故郷の名前を。
なのに、その名前は悪夢を呼び起こさなかった。
その名前が呼び起こしたのは、秋野さんがいる世界の美しさ、秋野さんが生きていてくれるこの世界に、俺が居られる場所すべての光景だった。
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登録日 2017.05.25 12:23
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