『ドリーム・ウォーカー』2.襲ってくる白雪姫(1)アップ。
「ごめんね、遅くなって」
「ううん」
ヘタなドラマの待ち合わせよりも安っぽいやりとりをして、声をかけてきたリカを僕は見上げた。どちらからともなく、くすくす、と笑う。放課後の図書室。
五月の日差しは窓を通り抜けると、どこかぼんやりとして覇気を失ってしまう。それが浮かんだ細かな埃に当たって、部屋の中を光らせる。
キラキラと、キラキラと。
光っているのは、僕の向かいに座って、うつむいて教科書を覗き込んでいるリカの長い髪。少し眉をしかめた顔の伏せたまつげ。柔らかそうなふっくりとした頬のうぶ毛。
「ううん」
ヘタなドラマの待ち合わせよりも安っぽいやりとりをして、声をかけてきたリカを僕は見上げた。どちらからともなく、くすくす、と笑う。放課後の図書室。
五月の日差しは窓を通り抜けると、どこかぼんやりとして覇気を失ってしまう。それが浮かんだ細かな埃に当たって、部屋の中を光らせる。
キラキラと、キラキラと。
光っているのは、僕の向かいに座って、うつむいて教科書を覗き込んでいるリカの長い髪。少し眉をしかめた顔の伏せたまつげ。柔らかそうなふっくりとした頬のうぶ毛。
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登録日 2017.05.27 23:03
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