『ドリーム・ウォーカー』3.武士と僧侶(1)アップ。
暗闇の中を走っている。
荒く猛々しい息を必死に太い喉から吐き出しながら。
何とかして助けを求めなければならない。そう、夜明けが来る前に、何としてでも。
海沿いの崖を這うような道だった。
細く頼りなげに草の中に沈みかけた古い道だ。
ごろごろと小石が転がり、でこぼことした表面、ともすれば、それらに足を取られて、何度も躓きそうになっている。
それでも、一瞬も速度を緩めることもなく、前のめりに、両手を突き出し身体を泳がせるように走っているのは、迫ってくる追っ手から逃れるためだ。激しく息を喘がせながら、汗が入って痛んだ目をこすり、ちらりと後ろを振り返った。
荒く猛々しい息を必死に太い喉から吐き出しながら。
何とかして助けを求めなければならない。そう、夜明けが来る前に、何としてでも。
海沿いの崖を這うような道だった。
細く頼りなげに草の中に沈みかけた古い道だ。
ごろごろと小石が転がり、でこぼことした表面、ともすれば、それらに足を取られて、何度も躓きそうになっている。
それでも、一瞬も速度を緩めることもなく、前のめりに、両手を突き出し身体を泳がせるように走っているのは、迫ってくる追っ手から逃れるためだ。激しく息を喘がせながら、汗が入って痛んだ目をこすり、ちらりと後ろを振り返った。
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登録日 2017.05.31 22:32
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