『ドリーム・ウォーカー』3.武士と僧侶(4)アップ。
城山先生が靴を脱がせて布団をかけてくれ、僕の手首を握った。
「うん、脈はしっかりしてるし、大丈夫そうね、顔色もましになってきてるね」
「ぼく、鞄取ってきます。同じ方向なんで、場合によっては一緒に帰ります」
春日の声。
「そう? そうね、そのほうがいいかもね」
何が同じ方向だ、と胸の中で毒づいた。駅三つは離れてるほど、方向が違うじゃないか。
けれど、口を開くと、また悲鳴がこぼれそうで、僕は唇を強く引き締めた。
「うん、脈はしっかりしてるし、大丈夫そうね、顔色もましになってきてるね」
「ぼく、鞄取ってきます。同じ方向なんで、場合によっては一緒に帰ります」
春日の声。
「そう? そうね、そのほうがいいかもね」
何が同じ方向だ、と胸の中で毒づいた。駅三つは離れてるほど、方向が違うじゃないか。
けれど、口を開くと、また悲鳴がこぼれそうで、僕は唇を強く引き締めた。
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登録日 2017.06.03 09:06
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