『闇を闇から』2.闇から見る眼(6)アップ。
伊吹を連れていったのは近くのフレンチレストラン。
一時期ほどの熱狂的なファンもいないが、通いだした常連は離れていかず客が途切れない店で、今日も直前に入れた電話では満席だと聞いたけれど、そこをちょっと、と押して京介は席を二つ手配した。
『珍しい』
「え?」
『真崎さんが無理を通すのは珍しいですよ』
「そう?」
チーフシェフの村野が微かに笑って、京介は首を傾げる。
『いい人でもできましたか』
「……ねえ」
『はい』
「前の時はそう聞かなかったね」
一時期ほどの熱狂的なファンもいないが、通いだした常連は離れていかず客が途切れない店で、今日も直前に入れた電話では満席だと聞いたけれど、そこをちょっと、と押して京介は席を二つ手配した。
『珍しい』
「え?」
『真崎さんが無理を通すのは珍しいですよ』
「そう?」
チーフシェフの村野が微かに笑って、京介は首を傾げる。
『いい人でもできましたか』
「……ねえ」
『はい』
「前の時はそう聞かなかったね」
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登録日 2017.07.21 00:49
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