『闇を闇から』2.闇から見る眼(7)アップ。
「僕、わりと器用に泣けるんだよ」
説明しながら伊吹の手が掴んだ部分をじっと見つめてしまう。
「いいから、何階っ」
「802」
ぎゅ、と握られてる。腕を強く握られることは何度もあったけれど、それが嬉しいということに繋がってるのは初めてだ、と京介はくすぐったくなった。
「8階ね!」
家まで来てくれるんだね、とそっと確認したら、仕方ないでしょうと溜め息をついた伊吹の顔には、心配だけではない興味が広がっている。
ほらやっぱりこういう人は、こういう方法が一番意のままになってくれやすいんだよね。
京介はくすくす笑って流れた涙をハンカチで拭き取った。
説明しながら伊吹の手が掴んだ部分をじっと見つめてしまう。
「いいから、何階っ」
「802」
ぎゅ、と握られてる。腕を強く握られることは何度もあったけれど、それが嬉しいということに繋がってるのは初めてだ、と京介はくすぐったくなった。
「8階ね!」
家まで来てくれるんだね、とそっと確認したら、仕方ないでしょうと溜め息をついた伊吹の顔には、心配だけではない興味が広がっている。
ほらやっぱりこういう人は、こういう方法が一番意のままになってくれやすいんだよね。
京介はくすくす笑って流れた涙をハンカチで拭き取った。
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登録日 2017.07.21 19:51
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