『ラズーン』第二部 5.ソクーラの貴婦人(3)(個人サイトでアップ)。
(もう少しだな)
ユーノは猛るヒストが走りたがるのを抑え、速度を落とさせながら雪白(レコーマー)の進路を遮り、群れへとぐいぐいねじ曲げていく。全力で走り続けて疲れてもきたのだろう、雪白(レコーマー)の毛が汗でもつれて灰白色の塊になり始めているのが見えた。呼吸もかなり荒いようだ。
やがて、がくんと目に見えて速度が落ち、雪白(レコーマー)はやがてトコトコと軽い並足程度になった。ユーノを暗い青の目でじっと捉えながら、何かを言いたげに口を動かす。ユーノがヒストで群れへと寄せるのにも、もう逆らわなかった。移動しながら近づいてくる群れにふいに気づいたように、のろのろとヒストを離れて群れの中に戻り、あっという間に呑み込まれていく。
ミアアアア。
はぐれた雪白(レコーマー)の帰還を喜ぶようにいたわるように群れから声が上がって草原に響き渡った。
ユーノは猛るヒストが走りたがるのを抑え、速度を落とさせながら雪白(レコーマー)の進路を遮り、群れへとぐいぐいねじ曲げていく。全力で走り続けて疲れてもきたのだろう、雪白(レコーマー)の毛が汗でもつれて灰白色の塊になり始めているのが見えた。呼吸もかなり荒いようだ。
やがて、がくんと目に見えて速度が落ち、雪白(レコーマー)はやがてトコトコと軽い並足程度になった。ユーノを暗い青の目でじっと捉えながら、何かを言いたげに口を動かす。ユーノがヒストで群れへと寄せるのにも、もう逆らわなかった。移動しながら近づいてくる群れにふいに気づいたように、のろのろとヒストを離れて群れの中に戻り、あっという間に呑み込まれていく。
ミアアアア。
はぐれた雪白(レコーマー)の帰還を喜ぶようにいたわるように群れから声が上がって草原に響き渡った。
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登録日 2017.07.30 19:02
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