『ラズーン』第二部 5.ソクーラの貴婦人(7)(個人サイトでアップ)。
深緑の布に金糸と銀糸の縫い取りのある長衣をはおり、アシャの着替えは済んだ。首元と袖口から覗いている銀の下衣に苦笑する。
(相変わらず派手な好みだ)
休養と湯浴みですっかり生き返った気がしたが、容貌によく映える装いを少々疎ましく感じた。第一、この衣の重さでは剣もろくに振り回せない。
長剣は長衣の中で腰に吊っている。ソクーラの『貴婦人』に謁見するのに無礼だとは思ったが、『運命(リマイン)』に追われ、カザドにも狙われ、しかも無鉄砲な主人を抱える身としては仕方がない。
衣の他にも深緑の飾り紐と銀の鎖を編んだ髪留めが用意されていた。『貴婦人』らしい心配り、それとなくアシャを忘れてはいないと示されているようで溜め息が出る。
(相変わらず派手な好みだ)
休養と湯浴みですっかり生き返った気がしたが、容貌によく映える装いを少々疎ましく感じた。第一、この衣の重さでは剣もろくに振り回せない。
長剣は長衣の中で腰に吊っている。ソクーラの『貴婦人』に謁見するのに無礼だとは思ったが、『運命(リマイン)』に追われ、カザドにも狙われ、しかも無鉄砲な主人を抱える身としては仕方がない。
衣の他にも深緑の飾り紐と銀の鎖を編んだ髪留めが用意されていた。『貴婦人』らしい心配り、それとなくアシャを忘れてはいないと示されているようで溜め息が出る。
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登録日 2017.08.03 10:28
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