『闇を闇から』5.ショーダウン(1)アップ。
バスが遠ざかっていくのを見ていた伊吹がそのままぽつりと尋ねてきた。
「課長」
「はい」
「……動物霊園に行くって言ってませんでしたか」
伊吹は細身に珍しく紺のロングスカート、藍色の薄手のセーターを白いシャツの上に重ねている。少し歩くかも、と言ったのを素直に受けたのかスニーカーを履いていて、淡い色のソックスの足下が少女みたいで可愛い。
「環境はいいんだ、何にもないけど」
「そんなこと聞いてません」
じろりと見遣ってきた瞳はきらきらしていて、もう五時間ほど眺めているけれど全く飽きない。きっところころ表情が変わるからだろう。
おかげで大輔と顔を合わせると思うだけでかかってくるストレスがふんわり弛んで、バスで居眠りまでしてしまって、行き先を知ってる人が寝るのはなしでしょう、と揺り起こされた。
「課長」
「はい」
「……動物霊園に行くって言ってませんでしたか」
伊吹は細身に珍しく紺のロングスカート、藍色の薄手のセーターを白いシャツの上に重ねている。少し歩くかも、と言ったのを素直に受けたのかスニーカーを履いていて、淡い色のソックスの足下が少女みたいで可愛い。
「環境はいいんだ、何にもないけど」
「そんなこと聞いてません」
じろりと見遣ってきた瞳はきらきらしていて、もう五時間ほど眺めているけれど全く飽きない。きっところころ表情が変わるからだろう。
おかげで大輔と顔を合わせると思うだけでかかってくるストレスがふんわり弛んで、バスで居眠りまでしてしまって、行き先を知ってる人が寝るのはなしでしょう、と揺り起こされた。
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登録日 2017.08.04 19:22
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