『ラズーン』第二部 6.『風の申し子』(3) アップ。
「…大丈夫」
言い聞かせる。
「まだ、大丈夫」
一つ深い溜め息をついて窓を閉めようとしたユーノは、ふと、宮殿の影からにじみ出るように離れていく人影に気が付いた。気配を消し、するすると去って行く姿は、どうもただ事ではない。
「誰だ!」
鋭く一声問うと、人影はびくりとしてユーノを振り返った。
淡い金髪と、エメラルドの瞳には覚えがある。
「『風の申し子』?」
「見つかってしまったか」
雪白(レコーマー)の背中で気を失っていた青年は苦い顔で吐いた。
言い聞かせる。
「まだ、大丈夫」
一つ深い溜め息をついて窓を閉めようとしたユーノは、ふと、宮殿の影からにじみ出るように離れていく人影に気が付いた。気配を消し、するすると去って行く姿は、どうもただ事ではない。
「誰だ!」
鋭く一声問うと、人影はびくりとしてユーノを振り返った。
淡い金髪と、エメラルドの瞳には覚えがある。
「『風の申し子』?」
「見つかってしまったか」
雪白(レコーマー)の背中で気を失っていた青年は苦い顔で吐いた。
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登録日 2017.08.13 08:55
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