『ラズーン』第二部 6.『風の申し子』(8)(個人サイトでアップ)
「っ」
アシャが目を見開いた。ユーノを見る。まっすぐ見つめ返すユーノに、メーネが痛ましげに問う。
「どうしてですか、ユーノ」
なぜあなたが。
「……自分が守ろうとした相手の生死を案じる気持ち、ボクには痛いほどよくわかります」
「冗談じゃない」
アシャが唸った。ひやりとした殺気を滲ませた声、森林の闇に潜む鋭い牙を持った獣の獰猛さを響かせる。メーネが驚いたようにアシャを振り向く。
「この前死にかけてから、ほんの少ししかたっていないんだぞ」
怒鳴りつけはしないが、怒りの響きは部屋を圧する。
アシャが目を見開いた。ユーノを見る。まっすぐ見つめ返すユーノに、メーネが痛ましげに問う。
「どうしてですか、ユーノ」
なぜあなたが。
「……自分が守ろうとした相手の生死を案じる気持ち、ボクには痛いほどよくわかります」
「冗談じゃない」
アシャが唸った。ひやりとした殺気を滲ませた声、森林の闇に潜む鋭い牙を持った獣の獰猛さを響かせる。メーネが驚いたようにアシャを振り向く。
「この前死にかけてから、ほんの少ししかたっていないんだぞ」
怒鳴りつけはしないが、怒りの響きは部屋を圧する。
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登録日 2017.08.15 08:59
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