『ブラックソード』1アップ(新連載)
ぎらぎらと照り返しのきつい道路を横切って、ようやく家の近くの公園まで戻ってきた。夏休みとあって、笑い合う若い親子連れやのんびりと犬を散歩させている老人がいる。
公園の中には入ったものの、それ以上家へ近づく気になれなくて、古びたコンクリートのベンチにぐったりと腰を落とした。
『悪いとは思ったが、金沢君は若いから、仕事はいくらでも見つかるよ』
出勤してすぐに呼び出されたのは、度重なった遅刻のせいだと思っていた。だが、それはとても丁寧で冷ややかなリストラの話、後ろでくすくすと妙な笑い方をするのを振り返ると、慌てて首を竦めた定年間近の池上と目が合った。『逆らうからだ』。
公園の中には入ったものの、それ以上家へ近づく気になれなくて、古びたコンクリートのベンチにぐったりと腰を落とした。
『悪いとは思ったが、金沢君は若いから、仕事はいくらでも見つかるよ』
出勤してすぐに呼び出されたのは、度重なった遅刻のせいだと思っていた。だが、それはとても丁寧で冷ややかなリストラの話、後ろでくすくすと妙な笑い方をするのを振り返ると、慌てて首を竦めた定年間近の池上と目が合った。『逆らうからだ』。
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登録日 2017.08.28 09:20
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