『開かない箱』5 アップ。
『ケン君、聞いてる?』
「うん」
『桜子、本当は、お嬢さんなんかじゃないのかもしれないね』
僕は答えなかった。
『ひょっとして、本当は、お金に困っているのかもしれない』
「いいじゃないか、そんなこと」
我慢できなくなって、僕は言った。
「実際の桜子がどうだって、ここではそんなこと、関係ないはずだろ? オオトモがいけないんだ、変なところで我に返ってしまうから、おかしなことになったんだ」
僕の剣幕に驚いたのか、みやは黙り込んだ。
「うん」
『桜子、本当は、お嬢さんなんかじゃないのかもしれないね』
僕は答えなかった。
『ひょっとして、本当は、お金に困っているのかもしれない』
「いいじゃないか、そんなこと」
我慢できなくなって、僕は言った。
「実際の桜子がどうだって、ここではそんなこと、関係ないはずだろ? オオトモがいけないんだ、変なところで我に返ってしまうから、おかしなことになったんだ」
僕の剣幕に驚いたのか、みやは黙り込んだ。
コメント 0件
登録日 2017.09.10 21:56
0
件