『闇を闇から』10.砕かれたガラス(1)アップ。『闇を見る眼』28追加。
課に戻ると、真崎は美並の机に載っていた資料を一抱え、自分の机に移動させて入力作業をしていた。
美並が戻ってきたのはわかっているだろうに、PCから逸らしもしない視線、眼鏡が画面の光を反射して表情がよくわからない。静かで淡々と作業している、傍目にはそう見える。
けれど、美並には、その真崎の体の周囲をうっすらと淡く白い繭のようなものが取り囲んでいるのが見えた。
その繭は何度か目にしたことがある。
真崎の実家へ向かう車の中や、夕食の席など。
おそらくは真崎ができれば同席したくないか、関わりたくない相手とどうしても一緒に居なくてはならないときの防御壁。
傷つけちゃったんだ。
そう思って美並はずきりとした。
美並が戻ってきたのはわかっているだろうに、PCから逸らしもしない視線、眼鏡が画面の光を反射して表情がよくわからない。静かで淡々と作業している、傍目にはそう見える。
けれど、美並には、その真崎の体の周囲をうっすらと淡く白い繭のようなものが取り囲んでいるのが見えた。
その繭は何度か目にしたことがある。
真崎の実家へ向かう車の中や、夕食の席など。
おそらくは真崎ができれば同席したくないか、関わりたくない相手とどうしても一緒に居なくてはならないときの防御壁。
傷つけちゃったんだ。
そう思って美並はずきりとした。
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登録日 2017.09.11 13:12
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