『ラズーン』第二部 10.二つの塔(3)(個人サイトでアップ)。
「つうっ!」
「痛いのは当たり前だ」
アシャは眉を寄せてユーノを睨みつけた。
ベッドに横になったユーノの腰に、包帯を巻きつけながらことばを継ぐ。
「人が心配して薬をやれば、とたんに剣を振り回しやがって」
ことばもついつい荒くなる。
月獣(ハーン)の傷は深くなかったはずだ。ただ、湿地帯に潜む数々の細菌を警戒して厚めに手当しており、旅の無理はあったが回復は悪くなかったはずだった。
なのに、今改めて傷を確認してみれば、熱を持ち、塞がっているはずの傷がまだ治り切っていない。きっともっと早くに悪化の兆候があったはずなのに、ユーノが我慢していたのだろうと察しはつく。
挙げ句に痛み止めを飲ませてやれば、それをいいことにまた、突っ込まなくていい戦闘に飛び込む神経がわからない。
「痛いのは当たり前だ」
アシャは眉を寄せてユーノを睨みつけた。
ベッドに横になったユーノの腰に、包帯を巻きつけながらことばを継ぐ。
「人が心配して薬をやれば、とたんに剣を振り回しやがって」
ことばもついつい荒くなる。
月獣(ハーン)の傷は深くなかったはずだ。ただ、湿地帯に潜む数々の細菌を警戒して厚めに手当しており、旅の無理はあったが回復は悪くなかったはずだった。
なのに、今改めて傷を確認してみれば、熱を持ち、塞がっているはずの傷がまだ治り切っていない。きっともっと早くに悪化の兆候があったはずなのに、ユーノが我慢していたのだろうと察しはつく。
挙げ句に痛み止めを飲ませてやれば、それをいいことにまた、突っ込まなくていい戦闘に飛び込む神経がわからない。
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登録日 2017.09.21 11:42
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