『闇を闇から』12.絶対零度の領域から(3)アップ。『闇から見る眼』47追加。
きっちり嘲笑を含ませたはずだったのに、そうやって名前を呼んでほしい、京介の願いが零れてしまったのか、激怒するはずの伊吹は少し首を傾げた。やがて。
「逃げないから、手を離して」
「逃げる」
京介は改めてぎゅ、と押さえつける。
よかった、少し緩んでた。足蹴りとか膝蹴り食らうところだった。
ひやりとして眉を寄せる京介を伊吹はじっと見上げてくる。
「逃げないって」
「逃げるって」
だって、僕は、逃げた。
「逃げないから、手を離して」
「逃げる」
京介は改めてぎゅ、と押さえつける。
よかった、少し緩んでた。足蹴りとか膝蹴り食らうところだった。
ひやりとして眉を寄せる京介を伊吹はじっと見上げてくる。
「逃げないって」
「逃げるって」
だって、僕は、逃げた。
コメント 0件
登録日 2017.09.28 08:24
0
件