『ラズーン』第二部 13.麦の女王(1)(個人サイトでアップ)。
「考えたんだが」
アシャが切り出したのは、キャサランを出て隣国のアグナイに入り、二日ほどたった夜のことだった。
乾いた空気は冷え冷えとしたものを含んで、人に火を恋しがらせる。起伏の多い平原の赤茶けた土の上で、組んだ木が勢い良く燃え上がり、馬の背の荷物を解いているイルファや、小さな棒と木の皮で遊んでいるレスファート、じっと炎を覗き込んでいるユーノを照らし出している。
アシャが切り出したのは、キャサランを出て隣国のアグナイに入り、二日ほどたった夜のことだった。
乾いた空気は冷え冷えとしたものを含んで、人に火を恋しがらせる。起伏の多い平原の赤茶けた土の上で、組んだ木が勢い良く燃え上がり、馬の背の荷物を解いているイルファや、小さな棒と木の皮で遊んでいるレスファート、じっと炎を覗き込んでいるユーノを照らし出している。
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登録日 2017.10.21 08:58
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