『ラズーン』第二部 13.麦の女王(13)(個人サイトでアップ)。
闇が深くなるにつれ、求婚者達の姿はまばらになっていた。
それぞれの手には、青い染料で染めた小さな油の壺がある。その油を、神殿の一番奥まったところにある、神像の祭壇上に置かれた自分の灯皿に注ぎ、火を灯してくるのが今回の取り決めだ。
求婚者達は、時間を前後してユーノのいる村の酒場を出発し、星だけは呆れるほど出ている月のない夜の中を、神殿目指して黙々と歩いている。
唐突に間近に動いた気配に、アシャはちら、と目を向けた。
「よう」
イルファがぬっと姿を現す。
それぞれの手には、青い染料で染めた小さな油の壺がある。その油を、神殿の一番奥まったところにある、神像の祭壇上に置かれた自分の灯皿に注ぎ、火を灯してくるのが今回の取り決めだ。
求婚者達は、時間を前後してユーノのいる村の酒場を出発し、星だけは呆れるほど出ている月のない夜の中を、神殿目指して黙々と歩いている。
唐突に間近に動いた気配に、アシャはちら、と目を向けた。
「よう」
イルファがぬっと姿を現す。
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登録日 2017.11.02 21:50
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