『ラズーン』第三部 1.宙道(シノイ)(4) アップ。
(ラズーンの神々よ!)
ユーノは唇を噛み、どこへ続くともわからぬ宙道(シノイ)の中を、ヒストの背中に身を伏せて、一路、スォーガにあるという出口を求めて速度を上げる。
追手は徒歩が多かった。追いすがってくるとすれば、あの『運命(リマイン)』の王、ギヌア・ラズーンのみだろう。
耳の奥で心臓の鼓動が鳴り続けている。恐怖と不安、全力疾走にべっとりと汗で濡れたヒストの体から、獣の臭いを伴った湯気が立ちのぼっている。
(頼むよ、ヒスト)
心の中でユーノはずっと呟いている。
早く、早く。
一刻でも早く。
遠く、遠く。
たとえ一歩でも、アシャ達から離れて遠くへ。
ユーノは唇を噛み、どこへ続くともわからぬ宙道(シノイ)の中を、ヒストの背中に身を伏せて、一路、スォーガにあるという出口を求めて速度を上げる。
追手は徒歩が多かった。追いすがってくるとすれば、あの『運命(リマイン)』の王、ギヌア・ラズーンのみだろう。
耳の奥で心臓の鼓動が鳴り続けている。恐怖と不安、全力疾走にべっとりと汗で濡れたヒストの体から、獣の臭いを伴った湯気が立ちのぼっている。
(頼むよ、ヒスト)
心の中でユーノはずっと呟いている。
早く、早く。
一刻でも早く。
遠く、遠く。
たとえ一歩でも、アシャ達から離れて遠くへ。
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登録日 2017.11.12 10:33
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