『ラズーン』第三部 3.スォーガの嵐(2) アップ。
「待てっ!」
追いすがるユーノの声も追いつけぬほどジャントスの去り方は速かった。総大将が崩れたとあって、見る間に隊の中から落伍者が出、後は雪崩を打っての遁走となった。
「大丈夫? ユカル」
僅かに呼吸を乱している程度、頬の赤みに歯向かうような冷静な目の色で振り返るユーノに、ユカルはもう反発は感じなかった。彼はただただ、彼はユーノを仲間に引き入れたシートスの眼力に尊敬の念を抱き、同い年だというのに、おそらくは野戦部隊(シーガリオン)のどの勇士もあれ以上には戦えまいという剣の冴えに感服していた……。
追いすがるユーノの声も追いつけぬほどジャントスの去り方は速かった。総大将が崩れたとあって、見る間に隊の中から落伍者が出、後は雪崩を打っての遁走となった。
「大丈夫? ユカル」
僅かに呼吸を乱している程度、頬の赤みに歯向かうような冷静な目の色で振り返るユーノに、ユカルはもう反発は感じなかった。彼はただただ、彼はユーノを仲間に引き入れたシートスの眼力に尊敬の念を抱き、同い年だというのに、おそらくは野戦部隊(シーガリオン)のどの勇士もあれ以上には戦えまいという剣の冴えに感服していた……。
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登録日 2017.11.27 09:19
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