卯花月影

卯花月影

卯の花の垣根ばかりや村雨の ふる夜も月の影残すらむ

改訂にともない備忘録

現在、改訂作業を進めていますが、備忘録的に各章の位置づけを記録していきたいと思います。

「滝川家の人びと」の「祟り霊」はこの小説の核のひとつです。

🔹構造上の位置づけ

長島=罪(戦による咎)
 → 炎・血・叫び=破壊と罰

六郎=報い(盲目の子)
 → 神仏も人も介入できぬ“内なる審判”

風花=赦しの契機
 → 母の涙と祈りが、戦の焔を清め始める

ロレンソ=啓示(他者による言葉)
 → 異国の光を通して、“見るとは何か”を問う

🔹文学的テーマとしての重心

「罪は他者に及ぶ」――風花の叫び

「赦しは光によってもたらされる」――灯火の象徴

「人はいつか、自らの目で“見る”よう導かれる」――ロレンソの啓句
コメント 0
登録日 2025.10.14 12:15

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン   新規ユーザ登録

0

処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。