『ラズーン』第三部 5.『風の乙女(ベルセド)』(6)(個人サイトでアップ)。
額に布を巻き付ける。右肩が異常に熱っぽい。探ってみると、やはりねっとりとした血糊の感触があった。
だが痛みはあまり感じない。激しい動きをするとそれなりに痛むが、普通の動作には支障がない。頭のどこかと同じように、そこだけ感覚が麻痺しているようだ。血がこれほど流れているのに痛みがないというのは妙な感覚だった。
(一体、ボクはどうして怪我をしたんだろう)
ぼんやりと岩肌に身を寄せもたれかかりながら、ユーノは考える。
(どうして、裂け目から落ちたんだろう)
繰り返す問いは、軽い頭痛とともに、一つの問いに集約されていく。
『ボクは誰なんだろう』
だが痛みはあまり感じない。激しい動きをするとそれなりに痛むが、普通の動作には支障がない。頭のどこかと同じように、そこだけ感覚が麻痺しているようだ。血がこれほど流れているのに痛みがないというのは妙な感覚だった。
(一体、ボクはどうして怪我をしたんだろう)
ぼんやりと岩肌に身を寄せもたれかかりながら、ユーノは考える。
(どうして、裂け目から落ちたんだろう)
繰り返す問いは、軽い頭痛とともに、一つの問いに集約されていく。
『ボクは誰なんだろう』
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登録日 2017.12.18 16:49
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