『ラズーン』第三部 5.『風の乙女(ベルセド)』(14)(個人サイトでアップ)。
見送ってアシャは再び岩屋に向き直った。カプセルを二つとも口に含む。噛みはしない。含んだまま、そっとふわふわしたクリーム色の絨毯の上、和毛の塊を押しのけるように足を降ろした。僅かに現れた岩肌にざりと奇妙な感触がある。和毛の塊の下、割れ砕けた薄白い欠片はよく見ると点々と散っている。
(犠牲者は数知れず、か)
ざわり、とラーシェラが揺れる。アシャの意図に気づいたようだ。
(犠牲者は数知れず、か)
ざわり、とラーシェラが揺れる。アシャの意図に気づいたようだ。
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登録日 2017.12.26 10:37
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