『ラズーン』第三部 6.失われた記憶(3) アップ。
ごく自然な動きで、自分を見返すユーノの頬に唇を触れた。呆然としたまま抵抗もしないユーノが、唇が離れたとたんに我に返る。何か言いたげに口を開いたが、薄赤くなりながら何とか平常心を保とうとするように頷いた。
「…気をつけて」
「そちらもな」
頷いて洞穴を出る。闇の中を遠征隊に向かって走りながら、アシャは甘ったるく緩みかける唇を何度か引き締めた。
(ユーノは拒まなかった)
全く望みがないわけでもないらしい。
正直なもので心身が生き返ったような気になってきた。
「…気をつけて」
「そちらもな」
頷いて洞穴を出る。闇の中を遠征隊に向かって走りながら、アシャは甘ったるく緩みかける唇を何度か引き締めた。
(ユーノは拒まなかった)
全く望みがないわけでもないらしい。
正直なもので心身が生き返ったような気になってきた。
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登録日 2018.01.07 22:56
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