『古城物語』8.レクイエム アップ。
瞬間、何を考えたかと言えば、周一郎を深く抱え込めば針は俺にしか刺さらないんじゃないかと嬉しくなり、それでも俺の体を貫いてしまえばやっぱり突き刺さっちまうんじゃないかと不安になり、こんなことならもうちょっと肉を食って脂肪をつけときゃよかったと後悔し、そうだドイツ名物立ち食いソーセージを食っておきたかったと口惜しくなり、とはいえ、そんなこんなももう俺には関係がなくなるんだとがっくりし、結局俺は抜けてるんだろうと嘆息した。
何もドイツくんだりまで来て、こんな複雑な死に方をする必要なんてなかった。日本に居ても、時がくれば『ちゃんと』死ねるものを、何をわざわざこんな外国まで来て死に急いでるんだか。
が。
「どべっ!!」
瞬間、何が起こったのかわからなかった。
何もドイツくんだりまで来て、こんな複雑な死に方をする必要なんてなかった。日本に居ても、時がくれば『ちゃんと』死ねるものを、何をわざわざこんな外国まで来て死に急いでるんだか。
が。
「どべっ!!」
瞬間、何が起こったのかわからなかった。
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登録日 2016.10.29 03:05
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