『ラズーン』第三部 9.刺客(3) (個人サイトでアップ)。
(一途なんだな)
胸に湧き上がったのは感嘆だ。好きな人に夜会に来てほしいばかりに、国中のふれで禁じられている所へも乗り込んでいくというまっすぐさ。
(私には、そんな一途さはないな……。アシャの口からレアナ姉さまのことを聞くのにも、びくびくしているだけだ)
「だから、あの白い壁の所へ行ったの。そうしたら、どうしてわかったのか、小さな扉が開いて門兵が出て来て腕を捻り上げられて……ほんとに痛かったわ」
リディノは泣きそうな顔をしてみせた。ちょっと尖らせた口元に淡い影が落ちて柔らかそうだ。
「泣き出しそうになっていたら、もう一度扉が開いて……そこにアシャがいたの」
胸に湧き上がったのは感嘆だ。好きな人に夜会に来てほしいばかりに、国中のふれで禁じられている所へも乗り込んでいくというまっすぐさ。
(私には、そんな一途さはないな……。アシャの口からレアナ姉さまのことを聞くのにも、びくびくしているだけだ)
「だから、あの白い壁の所へ行ったの。そうしたら、どうしてわかったのか、小さな扉が開いて門兵が出て来て腕を捻り上げられて……ほんとに痛かったわ」
リディノは泣きそうな顔をしてみせた。ちょっと尖らせた口元に淡い影が落ちて柔らかそうだ。
「泣き出しそうになっていたら、もう一度扉が開いて……そこにアシャがいたの」
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登録日 2018.02.17 19:28
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