『桜の護王』13.磐座(12)アップ。(個人サイトにて)
(わ、あ、あ、あ……あ…え?)
凄まじい落下の合間、一瞬夢を見ているように視界を掠めた光景から、洋子は一気に暗闇の中へ引き戻された。
「大丈夫でしょう?」
ときおがにっこり笑って、自分と少年が片手を繋いだまま、下へ下へと透明なエレベーターに乗せられているように降りていっているのに気づく。
(あ…あ…ご、ごめんなさい、私、てっきり落ちてるのかと)
「ううん、あなたを連れて落ちることはできない……だって、あなたはとても軽いから」
(え?)
「ほら、見て」
言われてみれば、少年は洋子より沈みがちになっている。洋子も確かに降りてはいっているけれど、次第に速度が遅くなり、ともすれば少年の手を引っ張り上げ、逆に足先が浮かび上がってしまいそうなほど差がついてしまう。
(どうしてなんだろう)
「あなたは…光を貯えてるから。あなたの光で闇が退く…だからぼくも安全に降りられる…けれど、その光はとても軽いから、あなた一人ではここへは来れないんだよ」
本日より個人サイト『エターナル・アイズ』の更新状況もこちらでお伝えしていきます。
凄まじい落下の合間、一瞬夢を見ているように視界を掠めた光景から、洋子は一気に暗闇の中へ引き戻された。
「大丈夫でしょう?」
ときおがにっこり笑って、自分と少年が片手を繋いだまま、下へ下へと透明なエレベーターに乗せられているように降りていっているのに気づく。
(あ…あ…ご、ごめんなさい、私、てっきり落ちてるのかと)
「ううん、あなたを連れて落ちることはできない……だって、あなたはとても軽いから」
(え?)
「ほら、見て」
言われてみれば、少年は洋子より沈みがちになっている。洋子も確かに降りてはいっているけれど、次第に速度が遅くなり、ともすれば少年の手を引っ張り上げ、逆に足先が浮かび上がってしまいそうなほど差がついてしまう。
(どうしてなんだろう)
「あなたは…光を貯えてるから。あなたの光で闇が退く…だからぼくも安全に降りられる…けれど、その光はとても軽いから、あなた一人ではここへは来れないんだよ」
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登録日 2016.11.02 11:27
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