『ラズーン』第三部 12.創世の詩(うた)(3) (個人サイトでアップ)。
「よ…し」
アシャは第一弦と第三弦を張り直した立風琴(リュシ)を見つめ、満足して頷いた。
新しい弦は、他の弦より僅かに白っぽい銀色に陽を跳ねている。弾くと手元ではなく、遠く高い所で鳴ったような、澄んだ音が零れた。
(ユーノ)
頭の中で、第三弦が切れた時の記憶が蘇って、改めて第三弦を確かめる。弦は力強い手応えを返してくる。もう、切れることもあるまい。
紫の長衣の裾を払って立ち上がる。
ユーノに聴かせ損ねた恋歌を聴かせるつもりだった。
アシャは第一弦と第三弦を張り直した立風琴(リュシ)を見つめ、満足して頷いた。
新しい弦は、他の弦より僅かに白っぽい銀色に陽を跳ねている。弾くと手元ではなく、遠く高い所で鳴ったような、澄んだ音が零れた。
(ユーノ)
頭の中で、第三弦が切れた時の記憶が蘇って、改めて第三弦を確かめる。弦は力強い手応えを返してくる。もう、切れることもあるまい。
紫の長衣の裾を払って立ち上がる。
ユーノに聴かせ損ねた恋歌を聴かせるつもりだった。
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登録日 2018.03.26 09:11
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