『ラズーン』第三部 13.失われた都より(7) (個人サイトにてアップ)
ラズーンの中央部を囲む白い内壁は、いつかの夜のように厳然として聳えたっていた。扉は固く閉ざされていて、誰一人の侵入も許さない。
「よし、お帰り」
アシャは馬の背を叩いて合図した。辺りに漂う異様な気に怯えたのか、ユーノとアシャを乗せて来た馬は、すぐに向きを変えて去っていく。
「……馬を使わないの?」
不思議に思って尋ねると、アシャは肩越しに視線を投げて苦笑した。
「馬で行けるような場所じゃない」
「さっき、どこへ行くか答えなかったね」
「よし、お帰り」
アシャは馬の背を叩いて合図した。辺りに漂う異様な気に怯えたのか、ユーノとアシャを乗せて来た馬は、すぐに向きを変えて去っていく。
「……馬を使わないの?」
不思議に思って尋ねると、アシャは肩越しに視線を投げて苦笑した。
「馬で行けるような場所じゃない」
「さっき、どこへ行くか答えなかったね」
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登録日 2018.04.13 10:42
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