『ラズーン』第四部 2.『狩人の山』(オムニド)(4) (個人サイトにてアップ)
「ふう…」
アシャは詰めていた息を吐いて足を止め、額に滲んだ汗を手の甲で拭った。汗は玉となり、既に幾筋も額から頬や鼻筋へと流れ落ち、きらきら光りながら足下の万年雪の上に滴っていた。
ラズーンの中心、『氷の双宮』を北に登ること四日、何回かは『宙道(シノイ)』が通じていないところに無理矢理に空間を押し開いてまでの強行軍だったが、ようやく『狩人の山』(オムニド)の中腹にたどり着いたばかり、眼前に偉容を持って聳え立つ『狩人の山』(オムニド)は、昔も今も俗世界の者の侵入を拒んで万年雪に身を包み、険しい尾根は天へと連なり、聖域としての名を欲しいままにしている。
アシャは詰めていた息を吐いて足を止め、額に滲んだ汗を手の甲で拭った。汗は玉となり、既に幾筋も額から頬や鼻筋へと流れ落ち、きらきら光りながら足下の万年雪の上に滴っていた。
ラズーンの中心、『氷の双宮』を北に登ること四日、何回かは『宙道(シノイ)』が通じていないところに無理矢理に空間を押し開いてまでの強行軍だったが、ようやく『狩人の山』(オムニド)の中腹にたどり着いたばかり、眼前に偉容を持って聳え立つ『狩人の山』(オムニド)は、昔も今も俗世界の者の侵入を拒んで万年雪に身を包み、険しい尾根は天へと連なり、聖域としての名を欲しいままにしている。
コメント 0件
登録日 2018.05.06 09:04
0
件