『ラズーン』第四部 4.緋のリヒャルティ(2) (個人サイトでアップ)
ブルッ。
馬屋でじっと首を垂れていたヒストは、ふいと顔を上げて体を震わせた。
「さすがだな、ヒスト」
伊達にラズーンまで白刃の下をかいくぐってきたのではない。主人の気配を勘づくのぐらい朝飯前だと言いたげに、額の『白い星(ヒスト)』をこちらに向けてくるのに、温かい気持ちになる。側に寄り、首筋を撫でる。命のもつ体温が、自ら罠に飛び込んで行こうとする殺気立った心を鎮めていくのがわかる。
ユーノは少し目を閉じ、ヒストの体に頭をもたせかけた。
馬屋でじっと首を垂れていたヒストは、ふいと顔を上げて体を震わせた。
「さすがだな、ヒスト」
伊達にラズーンまで白刃の下をかいくぐってきたのではない。主人の気配を勘づくのぐらい朝飯前だと言いたげに、額の『白い星(ヒスト)』をこちらに向けてくるのに、温かい気持ちになる。側に寄り、首筋を撫でる。命のもつ体温が、自ら罠に飛び込んで行こうとする殺気立った心を鎮めていくのがわかる。
ユーノは少し目を閉じ、ヒストの体に頭をもたせかけた。
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登録日 2018.05.25 10:59
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