『闇を闇から』第4章 4.プシュカ(8) 『闇を見る眼』第4章 18 追加。
美並の視線に有沢がのろのろと背後を振り返る。それに気づいたのだろう、檜垣が改札から問いかけるように体を乗り出した。呼ばれるのか、そういう顔で待機する、その姿に有沢もまた自分を待つ場所に気づいてほしいと願った。
まだ有沢は死んではいない。
そのことに気づいてほしい。
太田という死者に巻き込まれ、傷つけられ、同じ闇にただただ引きずり込まれるのではなく。
「……有沢さん!」
我慢しかねたのか檜垣が叫んだ。
「有沢さん、行きましょう!」
そんな女なんかほっといて。
行きましょう、俺達の闘う場所に。
まだ有沢は死んではいない。
そのことに気づいてほしい。
太田という死者に巻き込まれ、傷つけられ、同じ闇にただただ引きずり込まれるのではなく。
「……有沢さん!」
我慢しかねたのか檜垣が叫んだ。
「有沢さん、行きましょう!」
そんな女なんかほっといて。
行きましょう、俺達の闘う場所に。
コメント 0件
登録日 2018.05.27 09:07
0
件