『ラズーン』第四部 6.魔物(パルーク)(2) (個人サイトでアップ)
見方によっては、その輝く橙がかった銀の体は、この世ならぬ生き物の常である意味美しいと言えたかも知れない。体躯の先の、丸い、やはり同じような色の鱗がみっしりと並んだ頭部も、そこに広めの間隔をおいてついている、黒々と濡れた二つの眼も、美しいと言えなくもなかったかも知れない。
だが、その眼と眼の間にあるものは、決して『美しい』という次元のものではなかった。
仮面のように蒼白い人の顔。
だが、その眼と眼の間にあるものは、決して『美しい』という次元のものではなかった。
仮面のように蒼白い人の顔。
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登録日 2018.06.21 09:55
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