『ラズーン』第四部 6.魔物(パルーク)(12) (個人サイトでアップ)
「そう、だったの……」
レアナは深々と溜め息をつきながら、ユーノの手首に包帯を巻いている。
「それで、こんなに傷が増えて…」
剥き出しになった腕に縦横に走る白い傷痕を、痛ましそうな顔で眺めながら眉をひそめる。
「女の子なのに」
どこか母親じみた懐かしい声音で悲しそうに呟く、まるで世界の悲劇を見せつけられたように。
(女の子なのに?)
そのことばを、ぽかりと虚ろな胸の奥で繰り返して、ユーノはぼんやりと瞬きした。
レアナは深々と溜め息をつきながら、ユーノの手首に包帯を巻いている。
「それで、こんなに傷が増えて…」
剥き出しになった腕に縦横に走る白い傷痕を、痛ましそうな顔で眺めながら眉をひそめる。
「女の子なのに」
どこか母親じみた懐かしい声音で悲しそうに呟く、まるで世界の悲劇を見せつけられたように。
(女の子なのに?)
そのことばを、ぽかりと虚ろな胸の奥で繰り返して、ユーノはぼんやりと瞬きした。
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登録日 2018.07.02 09:56
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