『闇を闇から』第4章 10.ホール・カード(3) 『闇を見る眼』第4章 48 追加。
電話を切って、風呂に入って、ことさらごしごしと体を洗って、上がった時は2時を回っていた。
身動き出来ない社会の裏側を、今美並は有沢と覗き込んでいる。不安定な足下に手を伸ばして探れば、支えてくれるのは真崎の涼やかな笑みではなくて、有沢の熱っぽい腕の感覚で。
自分の存在が本当に役立つのは、真崎の側ではなくて、ひょっとしたら有沢の側、なのだろうか。
「……」
携帯の有沢の番号に一つの曲を設定した、真崎のそれと同じように。
それは有沢の電話を待つという意味、それを自分は本当にわかっているんだろうか。
身動き出来ない社会の裏側を、今美並は有沢と覗き込んでいる。不安定な足下に手を伸ばして探れば、支えてくれるのは真崎の涼やかな笑みではなくて、有沢の熱っぽい腕の感覚で。
自分の存在が本当に役立つのは、真崎の側ではなくて、ひょっとしたら有沢の側、なのだろうか。
「……」
携帯の有沢の番号に一つの曲を設定した、真崎のそれと同じように。
それは有沢の電話を待つという意味、それを自分は本当にわかっているんだろうか。
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登録日 2018.07.18 12:12
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