『ラズーン』第四部 7.『泉の狩人』(オーミノ)(13) (個人サイトでアップ)
夜は重苦しく更けていっている。灯皿にはもうあまり油が残っていないのだろう、頼りなげに揺れる炎は、時々ジジッと小さな音をたてて細くなり太くなりして、部屋の隅々に澱む影を怪しく滲ませている。
カ…シャ……シャ…。
「…っ」
指を伸ばし、枕元の台に置かれた銀色の輪に触れたアシャは、それが互いに触れ合って掠れた音をたてるのにひやりとした。ベッドに上半身を伏せて寝息をたてているレアナを見やる。
カ…シャ……シャ…。
「…っ」
指を伸ばし、枕元の台に置かれた銀色の輪に触れたアシャは、それが互いに触れ合って掠れた音をたてるのにひやりとした。ベッドに上半身を伏せて寝息をたてているレアナを見やる。
コメント 0件
登録日 2018.07.21 09:11
0
件